中学生・高校生のスマホ管理について

親の心得

受験生の親御さんの皆様は、子供がスマホをする時間はどのようにされていますか?

私は受験生だけでなく、今の子供にとってスマホ、特にSNSの時間は無くてもよいのではないかと考えています。

なぜなら、今の子供は忙しすぎることと思春期であるがゆえに危険だからです。

たとえば、中学生・高校生の1日の生活は
学校→部活→塾などの習い事がある中で、昔はテレビを休憩時に見ていました。
好きな番組が終わると、後ろ髪をひかれる思いで勉強を始めていました。

今はLINEやFacetime、TwitterなどSNSは容赦なく友達から着信が届きます。

きちんとSNSをする時間を管理できている子供は良いですが、恐らく一度始めてしまうと終わりがない、というより終われない。
1日は24時間は昔から同じですので、何かの時間を削る必要がある。
そのシワ寄せが勉強時間や睡眠時間の減少になると思います。

皆さんもお分かりのように、SNSは始めると平日・土日も終わりはないです。

当初は子供がスマホを持つことを反対していた親も、周りの子供の友達がスマホを持ち出すと、子供は親におねだり。
親も子供が仲間外れにされては可哀そうという気持ちも働き、子供とスマホの約束事を守ることを条件に許可してします。

正直言って、この親子関係での約束事はほとんど守られないものと思います。
大人にとっても魅力的で一時も欠かせないスマホを子供が時間管理して守れるものとは私は思いません。

子供のスマホを思春期の時期に持たせることの留意点や顛末を3つお知らせします。
受験生のスマホ使用について

1.時間が目に余り、親が注意して親子喧嘩に発展。
2.子供との会話が減少。
3.子供がスマホから抜け出せなくなり、スマホでの世界が全てになりやすいです。

子供が何を考えているのかただでさえ見えにくく、分からない時期です。
もし子供がスマホを持つことで悩んでいても、親は助けてあげるどころか子供の危険信号する見抜けなくなります。

それであれば、一層のこと初めから受験生の親は心を鬼にして持たせない方が、よっぽど親子関係が安定します。

子供は友達が持っているから、自分も持たないと仲間外れにされるとか言うかもしれませんが、断言します。
そんなの関係ないです!いじめはスマホの保有とは絶対関係ありません!

逆にスマホを持っていることから、いじめが始まることがあるのではないでしょうか?

またスマホを持ってないことからいじめる子供は何をしても、いじめを始めます。

但し最近では災害時の緊急手段として活用事例も多くありますので、一概に禁止ができないのも現実だと思います。また塾の送り迎え等でどうしても通信手段があれば、非常に便利です。

そこでスマホの保有率はどれくらいか調べてみました。

2018年度の内閣府調べでは、2017年度の中学生のスマホ・携帯電話の保有率は60%でした。2019年度の内閣府調べでは以下の通りです。

●インターネット利用率
中学生:95.1%、高校生:99.0%

●スマホ利用率
中学生:62.6%、高校生:93.4%

●中学生のスマホの利用内容:
コミュニケーション:76.2%

●高校生のスマホの利用内容:
コミュニケーション:89.9%

以上のことから、スマホの利用はほとんどが コミュニケーション=SNSが目的といえます。

それでは利用時間はどうでしょう?
2時間以上スマホを使う割合
●中学生では2016年は51.7%、2018年は61.0%
●高校生では2016年は76.7%、2018年は82.6%

つまりスマホを保有するほとんどの子供がSNSを2時間以上も利用しているのです。

逆にいうとスマホを保有しても、SNSアプリを入れなければまだスマホ使用時間は管理できるのです。

正常に受験や思春期を過ごすためにも、親子でよく話し合う。
段階を踏んだうえでスマホを使用しましょう。


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コメント

  1. […] きの功罪をよく考えて下さい。また子供に十分納得させたうえでスマホを管理できるよう努めることをお奨めします。 中学生・高校生のスマホ管理について 受験生のスマホ使用について […]

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