滋賀県立高校の最難関大学の合格実績
それではみんなの高校情報において、滋賀県の偏差値上位５校までの県立高校の偏差値と平成31年度の合格実績を比較して本当に偏差値通り大学受験でも合格実績を残している学校なのか検証したいと思います。
まずは偏差値の意味をご理解されておられるでしょうか？
偏差値は50を基準として、平均からどれくらいの差があるかを表した数値です。そのため自分の得点が平均点と同じであれば、偏差値は必ず50となります。
偏差値は常に自分の成績の位置をつかめる便利なモノサシですので、高校の合格基準に用いられる偏差値は自分の立ち位置をあくまでも確認するためのモノサシです。
みんなの高校情報 滋賀県偏差値
滋賀県は公立の膳所高校がズバ抜けて偏差値が７６と高く、2番目は７２の私立の立命館守山と大きく差が開きます。公立高校に至っては偏差値６８の石山高校との偏差値の差は８もあり公立高校の選択肢としてはそれほど多くないようです。しかし滋賀県は京都市内にも30分以内で通学が可能であるため膳所高校受験者の併願高校は京都市内で受験していると思われます。
1位：７６：膳所高等学校 理数科 生徒数40名
2位：７２：膳所高等学校 普通科 生徒数400名
東大6名、京大50名、名古屋大4名、大阪大45名、神戸大23名、北海道大5名、東北大3名、九州大2名、東工大名、大阪市立大7名、大阪府立大11名、京都府立大5名、京都工芸繊維大18名、早稲田大22名、慶應義塾大4名、東京理科大10名、明治大4名、青山学院大2名、中央大7名、法政大4名、同志社大191名、立命館268名、関西大38名、関西学院大16名
※滋賀県では断トツの偏差値1位を誇る有名校です。また公立高校で京大50名中25名、大阪大45名中22名が現役合格するなど進路実績においても申し分ありません。また併願校として関関同立を選択するため、同志社大学への合格数が他の公立高校と比較してもズバ抜けて高いのが特徴です。
3位：７２：立命館守山高等学校 普通科フロンティアサイエンス 私立
4位：７１：立命館守山高等学校 普通科アカデメイアコース 私立
５位：６８：石山高等学校 普通科360名、音楽科30名
東大1名、大阪大5名、神戸大7名、北海道大2名、九州大1名、一橋大1名、大阪市立大10名、大阪府立大2名、京都府立大3名、京都工芸繊維大10名、早稲田大3名、慶應義塾大1名、東京理科大1名、明治大1名、青山学院大4名、中央大1名、同志社大58名、立命館214名、関西大45名、関西学院大6名、南山大1名
※残念ながら、東大・京大への現役での合格者は0でした。ただし大阪大の5名の合格者は全て現役合格ですので、同高校での最優秀受験生はこのレベルとなります。京都市内に近いこともあり立命館214名、龍谷大180名と多いです。同じ偏差値68の奈良県の郡山高校と比較すると、最難関大学への合格実績に関しては見劣りします。
奈良県立高校の最難関大学の合格実績
5位：６８：彦根東高等学校 生徒数320名
東大1名、京大11名、名古屋大5名、大阪大14名、神戸大9名、北海道大2名、東北大2名、大阪市立大5名、大阪府立大3名、京都府立大名、京都工芸繊維大8名、早稲田大3名、慶應義塾大6名、明治大6名、青山学院大2名、立教大3名、中央大2名、法政大3名、同志社大75名、立命館181名、関西大26名、関西学院大15名、南山大8名
※石山高校と比較しても京大、大阪大の合格者が圧倒しており、また生徒数が少ないにも関わらず同志社大の合格者も17名も多いです。同じ偏差値であれば彦根東高校を選択した方が最難関大学への合格率は大幅に上がります。他県の偏差値68の高校と比較しても、見劣りしない合格実績を持った高校です。
5位：６８：守山高等学校 生徒数260名 令和元年度の合格実績です。
東大3名、京大8名、名古屋大1名、大阪大12名、神戸大5名、北海道大1名、東北大名、九州大2名、一橋大1名、東工大名、大阪市立大7名、大阪府立大3名、京都府立大9名、京都工芸繊維大2名、早稲田大5名、慶應義塾大1名、東京理科大名、明治大5名、青山学院大1名、立教大名、中央大名、法政大6名、同志社大79名、立命館164名、関西大39名、関西学院大9名
※公立高校では珍しい中間一貫校です。東大2名、京大5名、大阪大11名、神戸大4名と非常に現役での最難関大への合格率が高い高校です。また昨年と比較しても非常に合格者が伸びているため、中高一貫教育が成功していると思われます。滋賀県の偏差値68では最も現役合格の可能性が高い高校と言えると思います。
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