関関同立の人気と実力

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今回は関西の最難関大学群である関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)4大学の偏差値以外にも、入試倍率・主要400社の就職率から分析してみたいと思います。また関関同立とMARCHの偏差値を比較して東西最難関私立大学のランキングをします。

まずは偏差値ですが、やはり同志社大学が飛び抜けています。
1.偏差値
76:同志社大学 グローバルコミュニケーション学部
75:関西学院大学 国際学部
74:同志社大学 経済学部・法学部立命館大学 国際関係学部
73:同志社大学 商学部・心理学部・地域文化学部
72:同志社大学 社会学部・文学部・政策学部
71:立命館大学 グローバル学部関西大学 外国語学部
70:同志社大学 理工学部・神学部・文化情報学部関西学院大学 法学部・経済学部・商学部・社会学部立命館大学 文学部・総合心理学部・法学部・経済学部・経営学部・食マネジメント学部関西大学 文学部・法学部

69:同志社大学 生命医科学部関西学院大学 文学部・教育学部関西大学 経済学部・商学部・社会学部
68:同志社大学 スポーツ学部関西学院大学 総合政策学部立命館大学 政策科学学部・産業社会学部関西大学 政策創造学部
67:関西学院大学 人間福祉学部立命館大学 薬学部・生命科学学部関西大学 総合情報学部
66:立命館大学 スポーツ学部・映像学部関西大学 社会安全学部
65:関西学院大学 理工学部立命館大学 理工学部・情報理工学部関西大学 人間健康学部
64:関西大学 化学生命学部・環境都市学部
63:関西学院大学 神学部関西大学 システム学部

 

※平均偏差値としては1位:同志社大学71.9、2位:関西学院大学68.7、3位:立命館大学68.6、4位:関西大学67.3で同志社大学がズバ抜けて高いことが分かります。順番で行くと同関立関の順番になります。

次にあまりMARCHと関関同立が比較されることは無かったですが、9校の平均偏差値を比較しますとこのような順番になります。
1位:同志社大学71.92位:明治大学71立教大学71、4位:中央大学は69.6、5位:青山学院大学は69.5、6位:関西学院大学68.7、7位:立命館大学68.6、8位:法政大学 67.7、9位:関西大学67.3の順番です。偏差値にして72から67に9校が入る形になります。

こうしてみますと、同志社大学が早慶上智に次ぐ最難関私立大学になるのが分かります。

 

2.入試倍率(2019年度)

関西大学:割合としては推薦入試51.1%・一般入試以外48.9%で入学しています。
総合情報学部では一般入試が8.9倍に対してAO入試は2.3倍、商学部は一般入試は7.4倍に対してAO入試は3.2倍です。
志願者97,949名で一般入試の平均は約4.89倍です。

ただ20年度の入試では入学辞退者が多く出たため、第一次補欠合格者を800名以上発表したようです。定員厳格化の影響で合格者を絞ったが、想定以上に入学者が少なかったため補欠合格者が大量に出たとみられています。やはりそういう意味でも関関同立の中ではブランド力が一番弱いことが分かります。

 

関西学院大学:割合としては一般入試36.6%、それ以外は63.4%とほかの大学と比較しても一般入試による入学者が低いです。
また内部進学や指定校推薦も多く占めていることが特徴です。
志願者43,826名で入試の平均は3.37倍と低めです。

 

同志社大学:割合としては一般入試51.6%、それ以外は48.4%で入学しています。
この大学は京都大学や大阪大学を併願する受験生も多いため偏差値がほかの大学に比較すると、ひとつ頭が飛び抜けた形になります。
法学部は一般入試は5.1倍に対し公募推薦は1.1倍と非常に低いです。但し評定平均4.0以上やTOEIC700点以上、英検準1級以上と非常に英語力が問われています。英語に自信のある受験生は是非とも挑戦して欲しいと思います。
志願者58,339名で一般入試の平均は3.17倍と低いですが先ほど述べた通り最上位層の受験生が挑むので倍率だけでは測れないものがあります。

 

立命館大学:割合としては一般入試61.0%、それ以外は39.0%で入学しています。
関関同立のなかでも大学改革を推進しており、関西学院に次ぐのが定位置としてありましたが徐々に改革の成果が出はじめて既に射程圏内に入っているようです。関関同立でのトップではなく早慶レベルを目指しているようです。
経営学部の一般入試は3.6倍に対しAO入試は1.5倍とここでも受験者資格は英検準1級以上やTOEFL57点以上と英語に力を入れているのが分かります。
志願者99,401名で一般入試の平均は3.25倍です。

ここでも明確に分かるのが一般入試よりも推薦入試などにどこの大学も力を入れ始めていることです。やはり今までの受験勉強では拾えなかった特色のある学生を欲していることが分かります。

 

3.就職率(主要40社就職率)
就職率で一番高いのが当然ですが同志社大学の約32%関西学院大学が26%立命館大学が24%関西大学が19%となっています。ちなみに大阪大学は35%京都大学は31%神戸大学で30%です。
MARCHと比べてみますと青山学院大学で30.1%明治大学で29%ですので、同志社大学はやはり京都発祥の大企業だけでなく関西圏の大企業に非常に強いブランド力を持っていることが分かります。ちなみに産近甲龍は10%以下となっており、関関同立との差は未だ歴然としていることが分かります。

以上により関関同立では同志社大学が際立っており、2番手に関西学院大学・立命館大学が追いかけ、3番手の関西大学は置いていかれているイメージです。

上記記載に当たって週刊ダイヤモンド 2020/3/14を参考にしました。
MARCHの人気と実力
高校・大学受験に成功する5つの方法を紹介
成功する高校・大学受験
2020年の主要私大の入試動向
最難関大学への合格方法

コメント

  1. […] 上記記載に当たって週刊ダイヤモンド 2020/3/14を参考にしました。 関関同立の人気と実力 高校・大学受験に成功する5つの方法を紹介 成功する高校・大学受験 2020年の主要私大の入試動 […]

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