今回は高校入試で小論文のある超難関高校を取り上げたいと思います。
作文が得意な受験生や文章を書くことが好きな受験生は挑戦してみる価値が大いにあります。
従来型の入試では暗記や計算がいかにできるかが、難関高校の突破において重要でした。いわゆるテストで点数がとれる受験生だけが合格できました。しかし最近はオンリーワンの特徴を持つ受験生や、どれだけ自分をアピールでき、論理的に物事を考え提言できる生徒を欲しています。
また社会に出ても自分を表現できる力を磨くことは決して無駄になりませんので、できるだけ早めに小論文対策に取り組んで欲しいと思います。
なぜなら小論文を合格基準まで引き上げるためには、1~2カ月といった短期間では非常に困難です。できれば1年以上の期間を掛けて慣れ取り組んでいくべきと考えます。
・早稲田実業高校
推薦入試において男女合わせて60名(スポーツ・文化分野50名、指定校10名)の枠を設けています。そこでは課題作文と面接のみの試験です。ただし、スポーツ・文化分野において優秀な活動実績をもち、人物的にも優秀である者と規定があります。
やはり推薦入試では特色の持った経歴が必要となりますので、活動実績に自信がある方は是非とも小論文の訓練をすれば最難関高校も視野に入れることが可能です。早稲田実業学校の推薦入試情報
・慶應義塾高校
推薦入試において40名の枠があり、第一次審査の書類審査を通過した受験生は、第二次審査で面接と作文があります。
慶應義塾高校の推薦入試情報
・慶應義塾女子高等学校
こちらは一般入試でも国語・英語・数学以外に作文があります。やはり慶應義塾の特色で大学受験でも小論文が重要視されています。慶應義塾に入るためには小論文対策は欠かせません。
慶應義塾女子高等学校の一般入試情報
・同志社香里高等学校
この学校は内申点を非常に重要視しています。入試の募集要項にも明確にしていますが、150点満点中90点が内申点で占めます。また取得した検定や学内での活動もあり、本番の試験は作文と面接のみです。
作文は150点中10点と配分は高くないようにみえますが、面接以外に人物をはかるうえで非常に顕著に表われる試験ですので非常に重要な試験です。
同志社香里高等学校の入試情報
こうしてみますと超難関大学の付属高校は、小論文を非常に重要視していることが分かります。
これは大学においても偏差値だけでは測ることができないポテンシャルの高い人物を求めているからです。大学入試制度を変革するのは、世界を舞台に活躍できる優秀で多様な人材をいかに獲得するかが大学側の課題だからなのです。
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