小論文の書き方を改善させる方法

勉強方法

小論文を書くことが苦手な受験生はたくさんいると思います。小論文の苦手な理由は、ほとんどが書き方が分からないからだと思います。

しかし最近の入試、特にAO入試では大学受験・高校受験を問わず小論文式の試験が増えてきました。それはなぜだか分かりますか?
それは優秀な学生かそうでないかを判断しやすいからに過ぎません。
それではなぜ判断しやすいのかというと、優秀な学生は論理的に物事を考える力があります。つまりは文章に説得力があり、採点者にとって心地良い文章になります。
しかし優秀でない学生の場合、文章がチグハグしており、結局何を言いたいのか分からない文章が良くあります。


今回は小論文を上手に書くために、ベースとなる練習方法や考え方を説明します。この考え方が出来れば、あとは小論文をどれだけ書いたかが勝負です。逆に考え方が間違っていれば、いくら小論文を書いたとしても意味がないどころか余計な文章の癖がついてしまい、そこから抜けきれなくなりますので要注意です。

小論文を書くステップ

・小論文の構成を考える
:導入部分です。最初に結論を書くことが重要です。

:「起」を受けて、なぜそのように考えるのかを展開させます。

:少し違った視点で展開させることで、より論理的に説得することができます。
※ここでは承と転を一つにまとめても構いません。
また、なぜ?の答えに対して、またなぜ?そのように考えたのかを繰り返します。そうすることで承と転がより論理的になります。

:もちろん結論部分。いわゆる締めくくりです。ここで最後に自分の考えを強調します。

 

・小論文を書く
ここで小論文を書く際の7つの注意点があります。

1.相手の立場になって書く=自分にしか分からない文章はNG!
書いていると自分しか分からない文章になることが良くあります。これは自分の考えが未だまとまっていないことと読む側のことを意識しないため、急に別の話に飛んだり全く何が言いたいのか分からない文章になります。

 

2.何度も同じ言葉を使わない
気を付けていても、何度も同じ言葉を繰り返し使っていることが良くあります。文章がくどくなります。これは書いている途中で何度も見直す。これしかありません。

 

3.読み直しすることで、他人に意図が伝わるのか確認する
読み直してみると、無駄な言葉が多くあり何を言いたいのか良くわからないことがあります。出来るだけシンプルに文章にしましょう。

 

4.文章がダラダラ長くならない
読点【、】を多用してしまうと、文章が長すぎて相手に伝わりにくい良く分からない文章になりやすいです。



5.助詞【てにをは】に気を付ける
言葉と言葉をつなぐ助詞の総称です。書き言葉と読み言葉は違いますので、ここでも小論文と考え読み返すことが重要です。

 

6.漢字とひらがなのバランスを意識した文章が綺麗な文章(漢字3:ひらがな7)
漢字ばかり多用しても、読みにくい文章になります。ひらがなが多くても綺麗な文章に見えません。やはり漢字とひらがなの割合は3~4割:6~7割くらいが適当です。

 

7.『楽しい』・『悲しい』・『美味しい』『つらい』など形容詞では論理性は増さない。この言葉では自分の考えを表現しない(出来ない)
相手を説得する言葉は『楽しい』・『悲しい』などの形容詞だけでは表現できません。
やはり【キーワード】となる言葉を自分で見つけることが重要です。

 

以上が小論文を書くステップにおいて、構成を考え実際に書く場合の注意点を示しました。まずは上記に注意して何度も何度も書き直すことで、少しずつ着実に上達しますので是非ともトライすることをお奨めします。
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