受験生が4月、5月にするべきこと

テスト対策

現在コロナウイルスの影響で不要不急の外出・遠出が自粛中のなかで、更に予備校や学習塾も閉校になり、受験生の方はストレスや不安が高まっておられると思います。
今回は少しでもストレスや不安を和らげるために、この期間を有効に使って4月、5月に何をするべきかをご紹介します。テレビやネットでは教育評論家も受験生にとってこの時期に大きな差がつくと言っていますが、その通りと思います。過ごし方を間違えれば、取り返しのつかない2ヶ月になります。
これを十分意識したうえで4月、5月を乗り越えることを願います。

4月にするべきこと
1.目的意識をもつ
・将来の目標は何かを考える
なぜ今狙っている志望校に入学したいのかを考えたことがありますか?恐らく偏差値が高いや雰囲気だけの憧れだけではないですか?
志望校に入学したご自分を想像してみて下さい。何か具体的なご自分が想像できますか?それは漠然とした大学生の姿ではないですか?

受験の時期は受験勉強だけすればよいと思いがちですが、受験勉強は長いマラソンと同じです。今のテストが良ければ合格するものではありません。100万人程度いる受験生との闘いに勝つには、まずは自分との闘いを制する必要があります。遊びや睡眠など誘惑に勝つには、それ以上の目標やなりたい自分がイメージできないと日々の自分との闘いに制することはできないと思いませんか?

この長い臨時休校の間も目的意識のない受験生は朝遅くまで寝て、Youtubeやゲームをして少し受験勉強をして満足している程度です。しかし目的意識のある受験生は朝早くから夜遅くまで受験勉強をしています。それは自分の夢を叶えたいという力が自然と動かすものです。

 

2.計画を立てる
社会ではPDCA(PLAN・DO・CHECK・ACTION)サイクルを言葉にしますが、最初のPLANである計画を立案しましょう。目標が決まるとそのための計画が必要になります。逆に目標がないと、受験勉強が無謀な勉強になる可能性があります。例えば志望校には小論文の配点が高いのに、好きな日本史ばかりを勉強していることもあるかと思います。得意な科目や好きな勉強はどうしても時間を使ってしまい、満足感が得られるものです。ただそれでは受験勉強を闇雲にやっているだけです。
以上からPLAN(計画)を立てることです。まずは4月から受験のある2月までの大きな受験計画を立てます。志望校の受験日も記載するとよりリアルになり良いと思います。

そして志望校の合格のための科目毎の配点を確認しましょう。そうすることで今の自分に足りないものが何かを確認することで、それを補うための計画を立案するのです。

 

3.実行する
つぎはDO(実行)です。志望校が決まったあなたはこの時間のある4月中に過去問題を最低でも3年分はトライしてみて下さい。そうすることで自分の立ち位置やどこが不十分なのかが見えるはずです。
あなたは学力テストの偏差値を上げることが目標であれば、満遍なく勉強すれば良いと思います。しかし志望校に合格するために何が必要なのかを知ることが非常に重要なことなのです。但しまだ4月である現時点で過去問を解いても合格点に到達しなくても、落胆しないようにしましょう。なぜなら合格点に達しないのは当然だからです。

 

5月にするべきこと
4.評価する
つぎはCHECK(評価)です。過去問題を3年分実施した後に徹底的に間違えた箇所や受験問題の傾向が分かると思います。自分はどの部分の問題が解けていないかや問題の特徴や傾向がなんとなく見えてくるはずです。例えば日本史でも江戸時代からの出題が非常に多くなっているなどの傾向などが分かります。
ここでは自分の足りない部分が何かをしっかりと把握するようにしましょう。

 

5.改善する
つぎはACTION(改善)です。ここでやっと受験対策のためのスタートラインに立ったと言えます。自分に何が足りないのか分かったのであれば、それを克服するための受験勉強が始まるのです。教科書を見直すのか問題集を解きまくるのかはそれぞれですが、あくまでも志望校を意識しながら、ACTIONすることが重要です。先ほども申し上げたように、どうしても好きな科目や得意な科目は自ずと勉強時間が長くなります。ここは志望校への合格のためのACTIONが重要ですので、細かな計画を立てACTIONを実行していくことが大事です。

 

またこの時期に参考になる記事もアップしておきます。
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