受験生の親がしてはいけないこと

親の心得

今の日本の高校受験制度では、難関公立高校に合格するためには中学生は5教科も副教科もきっちりとこなして内申点をとにかく稼ぐ。これが一番の近道です。
私の子供は副教科、とくに美術や音楽の内申が悪かった。器用な子供にとっては良いですが、私の子供のような不器用な子供もいます。

そういう子供にも全ての内申を取るように親として指導した方が良いのでしょうか?

私の答えはNOです。美術が嫌いな子供に対して感性を磨く時期は過ぎていますし、中学生ともなれば親の言うことは聞きません。いつものことですが、喧嘩のもとです。
それよりも子供いわゆる受験生の強みと弱みを正確に把握して、将来どのようにすれば子供にとって夢の実現もしくは有利に働くのかを親としてアドバイスできるようになることが重要だと思います。

 

子供の夢の実現のために、どうしても英語が必要なのであればそこをもっと補強しなければなりません。副教科については子供の夢の実現のために必要でないのであれば、ほどほどにこなし手を抜くことも考慮に入れる必要があると私は思います。あくまでも器用でない子供の場合です。嫌いなものを好きになるには余程のキッカケが必要です。

 

話は戻りますが、それ以上に子供は何が得意なのかを見極める
例えば英語が得意なのであれば、試験において英語の配点が高い高校や大学を見つける。もしくは英語の教育に力を入れている高校であれば、入学したあとも子供は自分の力をより発揮できる可能性が高いはずです。

また特定の学校に受験するには、その高校大学にあった勉強も重要です。たとえば慶應義塾大学やその付属高校を受験するには小論文が重要になります。小論文については、英語や国語が良くできても、普段から小論文を書く訓練をしないと受験時にいきなり書けません。小論文の書き方、考え方を学習する必要があります。

慶應義塾高校の入試募集要項
慶應義塾女子高校の入試募集要項
慶應義塾大学の入試の変更点

 

また数学や理科が得意なのであれば、今後も日本において理数系の生徒を確保したい高校や大学が多いのは事実です。現在中学生であれば、理数系に力をいれている高校を探したり、高校生であれば数理で試験の配点が高い大学を探すなど親としてサポートできることは多いと思います。
例えば、理数系の最難関大学である東京工業大学の個別学力検査の前期日程の配点は数学300点、物理・化学・英語が150点ずつです。

東京工業大学の2021年度入学者選抜について

 

高校や大学の入試制度が、今後も非常に複雑になっていきますので親は正確な情報を知ることがまずは大事です。その情報をきちんと子供に伝え、そのうえで子供にとって向いているあるいは有利な進路を一緒に探してあげるのが中学生・高校生の親の役割でもあると思います。

幼児教育や小学生の教育であれば、また違った方法がありますが、中学生や高校生ともなればほぼ得意不得意分野は明確になっています。
親の意志や方針で勉強を子供にさせる時期は終わりました。中学生・高校生は親の意志では動きません。自分の意志で動きます。

中学生や高校生の受験生の親の立場をしっかりと認識したうえで、親ができることとできないことを考えなければならないのです。

その他にも親御さんにとって、役立つ情報を記載しています。
是非ともご参考になればと思います。

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コメント

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