面接で面接官が見るポイント

テスト対策

今回は慶應義塾大学や早稲田大学などの超難関大学のAO入試だけでなく、慶應義塾高等学校などの超難関高校の入試にも面接が取り入れられています。これは最近の受験の流れでやはり偏差値だけでは見抜けない人間力や受験生の本質を見たいとの理由から実施している学校が増えています。
しかし受験生は普段の勉強はしていますが、面接対策はしていないのが実情です。

それでは面接では何を事前準備すれば良いのか、また陥りやすいNGポイントを説明します。

 

面接でよく聞かれる質問
・志望理由
・あなたの長所・短所
・今までどういうことに打ち込んできたのか

※ここでは質問に対して個々に回答が違うと思いますが、第一に面接官はあなたはどういう人間なのかを知りたいと考えています。つまり面接官の質問に対する単純に回答だけでなく、あなたの回答の方法や素振りなど一挙手一投足を見ているのです。
これは短期間ではなかなかうまくなりません。なぜならたった15分程度の面接でも数百人から数千人と面接を経験している面接官(プロ)はその人物を見抜く力を持っています。それはある意味では面接官としての経験から得た偏見やフィルターなのかもしれませんが、必ず面接官によって重視する人間性を見極めるポイントがあるのです。
そこで面接官がどういうポイントを見ているのか挙げてみます。

 

面接官が見ている5つのポイント
1.質問に対して論理的に回答できているか
当たり前のことですが、質問に対して何を言いたいのか良くわからない受験生が数多くいます。ただでさえ面接では緊張で舞い上がってしまいます。しかし普段の会話でも論理的に物事を考え、受け答えをしているのであれば問題ありませんが、【主語がなく話し始める】【急に話が飛んでしまう】こういう受験生が非常に数多くいらっしゃいます。
周りの友達や親御さんから『何を言っているのか分からない』や『今の件は、このことについて言っているの?』など聞き返される人は要注意です。

 

2.誠実に回答できているか
面接官の質問に対して、小手先の回答ではなく一生懸命自分を伝えようとしているかの姿勢でもあります。自信が無いのでオドオドして回答したり、その場だけ取り繕う回答は面接官には必ず見抜かれてしまいます。
面接官は模範的な答えを欲しているのではなく、あなた自身の考えからくる人間性を見ていることを忘れてはいけません。つまり自分を偽る必要はないのです。また決して正しい答えなど存在しないのですから、あなたの考えを堂々と話せば良いのです。

 

3.プラスの雰囲気を持っているか
やはり面接官も人間ですから、マイナスの雰囲気を持っている人間とプラスの雰囲気を持っている人間ではプラスを取るに決まっています。15分もあればプラスかマイナスか見分けがつくと思います。
見抜くポイントとしては5つあります。【声が小さい】【笑顔がない】【はっきり話さない・話せない】【相手の目を見て話せない】【姿勢が悪い】。面接時間がたった5分でも大体はこの5つのポイントで見抜くことができることを覚えておいてください。

 

4.周りの空気を読めているか
・例えば面接官の質問に対して、緊張からしゃべり過ぎたりする。また自分をアピールし過ぎて単に自慢に聞こえる。
・面接官が何か質問はありますか?と言われても質問しない。これはあなたが関心がないと言っているようなものです。
こういうことが分かるのは普段の生活からも分かります。

例えば、現在COVID-19により、外出時は必ずマスクを着用するのが常識です。これは自分を守るということだけではなく、すれ違う相手に感染させないためのエチケットなのです。それが分からず自分は感染しない、またはしても大丈夫だ ということからマスクを着用しない人を100人に1人くらいの割合で見かけます。現在はマスクも購入できる状態ですので、マスクがないことはありません。明らかに世間の空気が読めていない人と私は感じます。

また電車に乗車しても、コロナ禍では人が比較的少ない場合は席を1つスペースを空けるのが日本で自然に出来た暗黙のルールです。これは空気が読める人であれば、すぐに感じることができるはずです。空気の読めない人は平気で隣に座ってしまいます。
周りの空気を読むのは日本人独特の行動やエチケットですが、面接官も日本人であれば当然受験生に要求している水準だと思います。


5.身だしなみ・礼儀がきちんと備わっているのか

例え学生であっても礼儀は必須です。入室時の礼、『お座りください』と言われてから着席する。面接が終了した後のお礼。教室を出る前の礼。など日本人として当然です。また中途半端に頭を出下げるだけの礼はNGです。しっかりと間を読んで礼をしましょう。自分のために時間を割いてくれていると考えれば、自然と相手に対して敬意を抱ければ、自然と礼儀が備わってきます。
また身だしなみですが、これは自分の魅力を表現するのに工夫すべきことです。どのような髪形が一番自分を表現できるのか、清潔感が感じれるか、服がシワシワになっていないか。
勉強ができるのに身だしなみが出来ていなくて、ネガティブな印象を与えるのは非常に残念です。

ほかにも挙げれば、限りなく注意点がありますが5つのポイントを最低限注意しながら普段から取り組んでいれば、自然と面接ではプラスに働くはずです。面接は勉強と同じで一朝一夕では対策ができません。このことを必ず肝に銘じておいて下さい。

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