フィリピン語学留学の注意点

海外留学

中学生・高校生の短期海外留学先としてフィリピンを検討されておられる方に前回はフィリピン留学をお奨めしましたが、短期語学留学を成功させるための注意点を3つ説明します。

1.英検3級以上の取得は必要

よくフィリピン留学のパンフレットには、小さいお子様や英語の初心者でも安心のような書き方をしている留学代理店もありますが、これは大きな間違いです。そもそも英語の基礎が分かっていない子供が2週間~1か月留学したところで、留学終了後に英語が話せるようになる訳ではありません。

基本は日本の英会話スクールと同じような授業とプライベートレッスン、ダンスや歌、工作などの組み合わせになります。これを英語の初心者が2週間続けたからといって、劇的に変わらないことを理解する必要があります。

短期留学のメリットを活かせるのは、むしろ目的意識をもった英語の中級レベルの子供です。英検3級から準2級レベルの子供が英検2級の面接対策や長文、文法対策のために朝から晩まで英語レッスンを受けることで比較的短期間で上級レベルの取得が見えるようになります。

そのためにも必ず留学の窓口となる代理店には、目的をはっきりと伝えることが必要です。目的を伝えないと、ある程度の学年や年齢でクラス分けをされて、目的とは不本意なクラスに入ることになりかねません。

いくら他の留学先と比較して安いとはいえ、30万円~50万円の費用が無駄にならないためにも、しっかりと留学の意志を伝えることをお奨めします。
英検のサイトはこちらです

 

2.食事

フィリピンの食事については、日本人からすると塩っ辛くて、ケーキやクッキーなどは非常に甘いです。正直言うと食事は期待しない方が良いと思います。恐らく日本と比較すると欧米諸国は食事は期待できませんが、フィリピンも同じようにあまり期待しない方が良いと思います。

例えば、ケチャップなんかはバナナケチャップを使うので、ハンバーガーやパスタなどケチャップを使う場合は非常に甘いです。また肉の炒め物などはしょっぱくて、単品ではなかなか食べれません。コメと一緒に食べるのが良いですが、コメも日本と違い長細いインディカ米ですし、独特のにおいがあります。

 

チャーハンやピラフ、パエリアなどの炒めものには合いますが、甘みの少ない品種のため普段日本人が食べているコメと同じように白米だけで食べるには慣れが必要です。

食事が合わずにホームシックやお腹がすいて勉強に集中できないこともあります。また、ただでさえ緊張と不安な海外留学ですから、少しでも不安な要素があるとホームシックになりかねません。もし不安があるようでしたら、日本からカップラーメンやみそ汁、子供が好きなお菓子を持っていくことをお奨めします。

 

3.日本からの友達

日本から友達同士で一緒に短期留学させる方もいらっしゃいますが、私はお奨めできません。なぜなら、友達同士で参加するとお互いが頼ってしまい、他の友達とあまり話さない傾向があります。また友達同士になると二人でいる時が余計に居心地がよくなりフィリピン人の講師とも話さなくなります。せっかく異文化や色々な子供と接する機会でもありますので、親御さんは不安かもしれませんが、子供を成長させるには是非とも単身で行かせることをお奨めします。

以上3点に気を付ければ、子供は緊張しながらも楽しんだ留学になります。またきっと短期留学後の子供の顔は頼もしく、一回り大きく成長しているはずです。

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