まずは国際学力調査(PISA)をご存じでしょうか?
義務教育修了段階(15歳)において、これまでに身に付けてきた知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測る
OECD生徒で2000年から3年ごとにじっしされている学習到達度調査(PISA)があります。そこでは読解力・数学的リテラシー・科学的リテラシーの3分野(実施年によって、中心分野を設定)を重点的に調査しています。
OECD生徒で2000年から3年ごとにじっしされている学習到達度調査(PISA)があります。そこでは読解力・数学的リテラシー・科学的リテラシーの3分野(実施年によって、中心分野を設定)を重点的に調査しています。
2018年に79か国・地域(OECD加盟37か国,非加盟42か国・地域),約60万人の生徒で実施した結果、さて日本は読解力では何位に入っていると思いますか?
結果としては読解力全体では日本は15位でした。ちなみに北京・上海などが1位、2位シンガポール、3位はマカオです。
お隣の教育に熱心な国の韓国は9位、米国は13位です。
お隣の教育に熱心な国の韓国は9位、米国は13位です。
特に日本は『情報を探し出す力』が18位、『評価し熟考する力』が19位と低い傾向です。『理解力』については13位です。
日本人は読書好きなことと、高校・大学受験が非常に難しいにも関わらず、なぜ日本の順位は15位と低いのでしょうか?
それは日本の受験生は基礎学力は非常に高いですが、その力を活かした『思考力』『表現力』『判断力』が非常に低いからだと考えています。
ご存じのように今までの日本の教育システムが知識詰め込み型であり、受験生に考える力である『思考力』を要求してこなかったことが一因です。
しかし国際社会に追いつこうとする優秀な大学、いわゆる最難関大学はこれからの受験生に求めているのは、『思考力』『表現力』『判断力』です。
それは社会においての『生きる力』でもあります。
『思考力』『表現力』『判断力』を論理的に表現する方法として、欧米諸国の教育が重視していますように、論理的に文章を上手く書けるようになることが最適な方法です。それが小論文です。
それでは『思考力』『表現力』『判断力』を鍛えるの小論文の書き方で留意することは3つあります。
1.結論から考え、その理由について書く
→回答例としては、まずは賛成か反対かを答える。つぎに『なぜなら』から始め、理由を書きます。
2.議題に対して、ほかの人とディスカッションをする
→自分と違う意見を知ることで違ったものごとの見方ができるようになり、より論理的な思考ができるようになる。
3.シュミレーションする
→ほかの人とディスカッションしたことで、必要な情報と不要な情報を整理します。ここで情報を整理することで、『情報編集力』を磨くことができます。
この3点のみです。
しかし実際にほかの人とディスカッションをするのは、なかなか時間が必要で骨の折れることだと思います。
ここは親とのコミュニケーションや小論文を書いた後に添削してもらう先生などど意見を通わすのも一つの手です。
逆にこの3点を繰り返しこなすことで、説得力のある小論文が書けるようになります。
まずは150~200字程度からの小論文で始めればよいと思います。
これを10回程度練習することで、200字程度であれば10分程度で書けるようになります。
これができるようになれば、小論文の考え方の基礎はできてきます。
コメント
[…] 学びたい分野で志望大学を決める 環境系 小論文の書き方を改善させる方法 合格後の目標や夢を持とう! 受験生の集中力の養い方 […]
[…] 小論文がうまくなる方法 小論文の書き方を改善させる方法 […]