中学生で成績が伸びる子供と伸びない子供の違い

親の心得

中学生で成績がぐーんと上がっていく子どもと小学校までは優等生でいたのに中学校になると成績が急降下してしまい別人のようになっている子どもを見かけます。それは何が決定的に違うのでしょうか?
それには大きく3つの特徴があります。もちろんそれがある子供は成績が伸びて、それが無い子どもは成績が伸び悩んできます。

 

1.没頭した経験がある子どもは伸びる
幼稚園や小学生の時にサッカーや野球、ダンスなど子どもがなんでも興味を持つ時期に1つでもとことんまで没頭した経験のある子どもは必ず伸びる時期があります。なぜなら没頭するということはそれだけ集中力を高めることができる自分を持っているからです。逆に小学生までの時期に没頭した経験のない中学生は興味が散乱しやすく何事にも抑え気味になりがちです。自分の限界を自分で決めてしまうのです。
没頭した経験のある子どもは勉強が一度分かると面白くなり、底なしに勉強できます。つまり勉強への集中が違うのです。なぜなら勉強も遊びも自分の興味の対象になっているからです。
このような中学生は学ぶことの楽しさを知ることで自ずと成績が急上昇していきます。
とにかく小学生の間にとことん集中できる好きなものを作ることが大事なのです。

 

2.親から褒められる子どもは伸びる
他人から褒められて嫌な人間はいません。ましてや子どもは両親に褒められたくて仕方がないひとりの人間なのです。
逆に親からダメ出しばかりされたり強制されて勉強をやっているだけの子どもは伸び悩みます。恐らく子どもは親に怒られたくないので『ここらへんまでやれば親に怒られないだろう』という感じで、受動的に勉強をしてしまうのです。
子どもが中学生になっても同じです。親が『勉強しなさい!』や『今日は勉強やったのか?』など言われると勉強する気も無くなるのは既にお分かりですね。これはなぜいけないかというと受動的な勉強になってしまうからです。そうすることで自分の勉強に対する壁を作ってしまいます。
また中学生ともなると、口うるさい親に嫌がらせをしようと【勉強を一切しない】という間違った攻撃に出たりする子どももいます(笑) そうなると本末転倒ですね。

 

3.親子で会話のある子どもは伸びる
親子で一緒に夕食を食べる家庭や親子で良く会話をする家庭の子どもは成績が伸びます。但し会話の内容も大事です。例えば遊んで帰ってきた子どもに『今日はどうだったの?』では子どもは伸びません。なぜなら質問が抽象的過ぎて会話になっていないからです。やはり両親は子どものすることに対しもっと関心を持つべきです。そこでは3W(Who,Where,What)『今日はどこで、だれと、何をしたのか』を聞くべきなのです。そうすると子どもも自分に関心があると感じ、『どこで、だれと、何をした』と答えます。
これは自ずと論理的な会話をするための第一歩なのです。

両親が子どもに対する会話に気を付けることで、子どもは自然と正しい論理的な日本語が身につきます。

最近では親も擬音語や擬態語を非常に多く使ってしまいます。それでなんとなく会話は成立するのですが、日本語が抽象的になり過ぎて正しい日本語や論理的な日本語が身につきません。
是非ともご家庭の会話では極力擬音語・擬態語を使わない論理的な日本語を使いましょう。

恐らく論理的な日本語は男である父親が得意とするところだと思います。そこで父親も積極的に子どもとコミュニケーションを是非とも取りましょう。

※擬音語:窓が『ガタガタ』や犬の『ワンワン』など、
擬態語:星が『キラキラ』光るや表面が『ツルツル』など

5つの失敗する勉強方法
親子の精神の安定させる
中学生・高校生の受験で悩む親御さん必見!

コメント

タイトルとURLをコピーしました