愛知県立高校の最難関大学の合格実績

難関公立高校の合格実績

難関高校に合格できたからといって、難関大学に合格できる保証を手に入れたわけではありませんので、約2年後には大学入試が待っています。受験生はもちろんのことですが、親としても高校受験以上のストレスが待っています。

今回は一般的な高校の偏差値と最難関大学への合格実績との差異について検証してみたいと思います。そこで高校の偏差値どおりに最難関大学への入学者がいるのかどうか検証してみたいと思います。

まずは偏差値の意味をご理解されておられるでしょうか?

偏差値は50を基準として、平均からどれくらいの差があるかを表した数値です。そのため自分の得点が平均点と同じであれば、偏差値は必ず50となります。
偏差値は常に自分の成績の位置をつかめる便利なモノサシですので、高校の合格基準に用いられる偏差値は自分の立ち位置をあくまでも確認するためのモノサシです。

それではみんなの高校情報において、まずは愛知県の偏差値上位10校までの県立高校の偏差値と平成31年度の合格実績を比較して本当に偏差値通り大学受験でも合格実績を残している学校なのか検証したいと思います。
みんなの高校情報 愛知県偏差値

1位:73:東海高校 私立

2位:72:旭丘高校 生徒数311名
東大27名、京大48名、北海道大15名、東北大1名、名古屋大38名、大阪大14名、九州大1名、東工大3名、一橋大4名、早稲田大57名、慶應義塾大32名、東京理科大80名、明治大42名、青山学院大7名、立教大17名、中央大29名、法政大7名、同志社大125名、立命館91名、南山大55名

※校風も自由なので、非常に人気の高い高校です。恐らく楽しい高校ライフ(青春?)がエンジョイできると思います。また県下ナンバーワンに恥じない合格実績も残しています。しかし現役と浪人の合格比率は公表はしていません。数以上は浪人での合格者との情報もありますので、現役合格を第一に考えると注意は必要です。

 

2位:72:岡崎高校 生徒数約400名
東大26名、京大21名、北海道大11名、東北大323名、名古屋大88名、大阪大9名、九州大2名、東工大3名、一橋大4名、早稲田大49名、慶應義塾大25名、上智大6名、東京理科大名、明治大48名、青山学院大13名、立教大7名、中央大名、法政大23名、同志社大106名、立命館111名、関西大10名

現役合格者数は東大は16名、京大10名、大阪大6名、名古屋大に関しては66名と非常に現役合格率が高い高校と言えます。

 

2位:72:滝高校 私立

 

5位:71:一宮高校 普通科生徒数330名
東大11名、京大20名、北海道大7名、東北大3名、名古屋大68名、大阪大6名、東工大1名、一橋大2名、早稲田大16名、慶應義塾大8名、上智大1名、東京理科大26名、明治大21名青山学院大2名、立教大4名、中央大29名、法政大7名、同志社大46名、立命館95名、関西大1名

※やはり旭丘、岡崎と比較すると生徒数も少ないのですが東大、早稲田大、慶応義塾大の合格者が約半分に落ちます。南山大が146名と一番多くなり南山から関関同立クラスがメインの受験層となります。

 

5位:71:明和高校 普通科生徒数320名
東大10名、京大14名、北海道大2名、東北大2名、名古屋大71名、大阪大8名、九州大2名東工大1名、一橋大4名、早稲田大52名、慶應義塾大25名、上智大1名、東京理科大名、明治大53名青山学院大12名、立教大4名、中央大28名、法政大19名、同志社大111名、立命館119名、関西大9名、南山大106名

※現役の合格者は東京大学は10名中5名、名古屋大学は71名中46名と比較的高いです。現役関関同立クラスの合格者がボリュームゾーンですが、同志社大111名中31名が現役とボリュームゾーンになると現役合格率が一気に下がる傾向が分かります。

 

5位:71:向陽高校普通科320名、国際科学40名
東大1名、京大10名、北海道大8名、東北大2名、名古屋大53名、大阪大14名、東工大2名、早稲田大22名、慶應義塾大4名、上智大11名、東京理科大34名、明治大27名、青山学院大7名、立教大4名、中央大8名、法政大11名、同志社大79名、立命館95名、関西大8名、南山大210名

※普通科と理系の専門である国際科学と別れた非常に特徴のある学校です。
実績としても名古屋大学は合格者53名中45名、大阪大は14名中10名、早稲田大は22名中15名が現役合格と非常に現役合格率が高い学校です。また国公立大学への進学が50%以上もあり、入学時と卒業時の偏差値に遜色がなく、大学受験を考えると私は期待を裏切らない学校だと思います。

 

8位:70:刈谷高校生徒数400名 
東大2名、京大13名、北海道大11名、東北大3名、名古屋大65名、大阪大11名、九州大2名、東工大1名、早稲田大14名、慶應義塾大9名、上智大2名、東京理科大29名、明治大30名青山学院大11名、立教大2名、中央大29名、法政大9名、同志社大80名、立命館120名、関西大10名、南山大165名

東京大学の合格者数が平成27年度8名、28年度13名、名古屋大は平成27年度は106名、京都大学は平成27年度は17名、早稲田大は平成28年度は39名と比較すると格段に合格実績が着実に下がっています。逆に南山大学は平成28年度は124名でした。ここから見えるように超難関大学から難関大学へ受験者層がシフトしているのが分かります。超難関大学への大学受験を考えるのであれば、決してお奨めとは言えない状況です。

 

8位:70:時習館生徒数320名
東大7名、京大14名、北海道大3名、東北大1名、名古屋大40名、大阪大12名、九州大2名、東工大2名、一橋大2名、早稲田大21名、慶應義塾大13名、上智大3名、東京理科大20名、明治大45名青山学院大11名、立教大3名、中央大30名、法政大24名、同志社大86名、立命館103名、関西大6名、南山大68名

※偏差値が同じの刈谷高校と比較しても、生徒数が時習館の方が80名ほど少ない割には東大、京大、大阪大、早稲田大、慶應義塾大の合格者が多いです。またSSHやスーパーサイエンス校にも指定されており、期待通りの偏差値をキープしている学校といえます。

 

10位:69:千種高校 普通科270名、国際教養科80名
京大1名、北海道大2名、東北大4名、名古屋大19名、大阪大2名、東工大1名、早稲田大21名、慶應義塾大4名、上智大1名、東京理科大14名、明治大25名、青山学院大12名、立教大9名、中央大20名、法政大14名、同志社大60名、立命館98名、関西大17名、南山149名

※東京大学の合格者は0で京大が1名のため、偏差値が70の刈谷高校・時習館と比較すると最上位層の違いが出てきます。ただ上位層では同志社大や立命館の合格者の実績をみるとそれほど大きな違いがあるようには見えません。国際教養科があるため海外の大学への合格実績も多いのも特徴です。

英語の配点が高い難関高校
小論文試験のある難関高校
受験生の親ができること、してはいけないこと
2020年の主要私大の入試動向について
合格後の目標や夢を持とう!

 

 

コメント

  1. […] 愛知県立高校の最難関大学の合格実績について 小論文試験のある難関高校 英語の配点が高い難関高校 受験生の親ができること、してはいけないこと […]

  2. […] […]

  3. […] 滋賀県立高校の最難関大学の合格実績 愛知県立高校の最難関大学の合格実績 […]

タイトルとURLをコピーしました